はじめに
本当は誰かに話したい。
でも、話せない。
そんな経験が何度もありました。
うつ病になる前から相談は苦手でしたが、特にうつ病やコロナ後遺症になってからはさらに難しくなりました。
過去に相談した時「考えすぎじゃない?」「気にしなければいい」と言われたことがあります。
相手に悪気はなかったと思います。でも、その言葉を聞いてから「どうせ分かってもらえない」と思うようになりました。
① データで見る相談しにくい日本の現状
相談できないのは、自分だけの問題ではないのかもしれません。
日本では1,300万人以上がメンタルヘルスの不調や疾患を抱えている一方で、約950万人が適切なケアを受けられていないという報告があります。
また、悩みをひとりで抱え込んだ経験がある人は6割を超えるという調査があります。
職場でも同じ傾向があります。
メンタルヘルス不調を抱えた人の
約7割が上司や人事に
相談できないと感じているという
調査があります
数字を見ると、多くの人が「相談したくてもできない」という状況に置かれていることが分かります。
私自身も、この数字を見て少し安心しました。相談できないのは、自分だけではなかったんだなと思えたからです。
② なぜ相談しにくいのか
私が相談しにくくなった一番の理由は、否定される経験が多かったからです。
悩みを話すと「こうすればいいじゃない」というアドバイスが返ってくることがあります。
もちろん相手は助けようとしてくれている。でも、その言葉が時々つらい。
なぜなら「今までのやり方が間違っていた」と言われているように感じることがあるからです。
また話しても理解されないだろうと
思うこともあります。
うつ病やコロナ後遺症は
外から見えにくい不調です。
見た目は普通に見える。
だからこそ説明が難しい。
それに、人に迷惑をかけたくない気持ちもあります。忙しそうな相手を見ると「こんな話をして負担にならないかな」と考えてしまう。
特に医療職は「支える側」でいることが多いので、助けを求めることに慣れていませんでした。
③ 相談できなくてしんどかった時期
うつ病やコロナ後遺症がひどかった時期は、相談したくても動けませんでした。
スマホを開くことすらしんどい。誰かに連絡する気力もない。そんな状態でした。
人と関わること自体が怖くなっていた時期もあります。
返信が来るだけで緊張する
電話が鳴ると身構える
仮に相談できたとしても、問題が解決するわけではありません。同じ悩みを何度も考えてしまう。結局ぐるぐるしてしまう。
ただ、話した後に少し気持ちが軽くなることはありました。重たい荷物を少しだけ下ろせたような感覚です。それだけでも意味はあったと思っています。
④ 社会への本音と希望
正直に言うと「話を聞くこと」が得意な人は多くないと感じています。
これは責めたいわけではありません。たいていの人は専門家ではないからです。どう返事をしたらいいのか分からない。だからアドバイスになったり、励ましになったりする。それは自然なことだと思います。
だからこそ、精神分野がもっと発展してほしいと思っています。
心療内科や精神科に行くことが
もっと当たり前になってほしい。
風邪をひいたら内科へ行くように、
心がつらい時は心療内科へ行く。
そんな社会になってほしいと思います。
質の高いカウンセラーや相談支援の仕組みがもっと増えてほしい。相談先の選択肢が増えれば、一人で抱え込む人も減るのではないかと思っています。
まとめ
悩みを相談できない状態は、本当に苦しいです。
誰にも言えないまま抱え続けると、心の中でどんどん大きくなっていきます。
でも、一人で抱え込まなくていいと思います。
家族でも、友人でも、医療機関でも、相談窓口でもいい。全部を話せなくても大丈夫です。少しだけ言葉にするだけでも違うことがあります。
私自身、今でも相談は得意ではありません。それでも「一人で抱え続けるよりは少し楽になることもある」と感じています。
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