はじめに
「制度が多すぎて、何から調べればいいのか分からない」
うつ病で休職や退職をすると、多くの人が最初にぶつかるのがお金の不安です。
検索しても難しい言葉ばかりで、「結局、自分は何を使えるの?」と頭がいっぱいになりますよね。
私自身も、看護師として働きながらうつ病とコロナ後遺症を経験し、退職後にさまざまな制度を利用しました。
傷病手当金・失業手当の延長・国民年金免除・職業訓練・自立支援医療。
実際に使ってみて「もっと早く知りたかった」と感じた制度がたくさんあります。
この記事では、療養中でも比較的利用しやすい支援制度を実体験を交えながら分かりやすくまとめました。
制度① 傷病手当金
傷病手当金は、病気やメンタル不調で働けない時に健康保険から支給される制度です。
支給額:給料のおよそ3分の2
支給期間:最長1年6ヶ月
申請できる時期:在職中から申請できる
私も休職中に申請しましたが、最初は書類の多さにかなり戸惑いました。会社・医師・本人の記入欄があり、「これ本当に合ってる?」と不安になりました。
何度か記入ミスがあり、修正しては書類を送り返すのを3度繰り返しましたが申請できました。
実際に振り込まれた時は本当に救われました。「今は休んでいいんだ」と思える安心感がありました。
うつ病で働けない時期の生活を支える、とても大切な制度です。
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制度② 失業手当の延長申請
通常、失業手当は「働ける状態」の人向けの制度です。そのため、うつ病ですぐに働けない場合はそのままだと受給期間が過ぎてしまうことがあります。
そんな時に使えるのが「受給期間延長申請」です。
申請期限:退職後2ヶ月以内を目安に
申請場所:ハローワーク
効果:回復してから失業手当を受け取れるようになる
私も退職直後は体調が悪く、就職活動どころではありませんでした。そのため、延長制度を知ってかなり安心しました。
療養を優先したい人ほど、早めに確認しておきたい制度です。
制度③ 国民年金の免除申請
退職すると、厚生年金から国民年金へ切り替わります。でも、収入が減っている状態で毎月の年金を払うのはかなり大変ですよね。
そんな時は「免除申請」を使える可能性があります。
特に退職直後は前年より収入が大きく減るため
全額免除になるケースも多い
大事なのは「払えないから放置」ではなく
必ず申請すること
免除期間は将来の年金にも一部反映されるが
未納だと何も残らない
私も退職後に役所で申請しました。正直、窓口に行く気力すらなかったですが、手続きを終えた後はかなり気持ちが軽くなりました。
制度④ 国民健康保険の減額申請
退職後、健康保険を国民健康保険へ切り替えると「え、こんなに高いの?」と驚く人が多いです。
でも、収入減少や退職理由によっては保険料が軽減される場合があります。
申請場所:市区町村の窓口
対象:会社都合退職・収入が大きく減った人など
注意:自治体によって条件が違うので要確認
体調が悪い時ほど、固定費の負担は大きく感じます。「どうせ無理かも」と思わず、一度確認してみる価値はあります。
制度⑤ 職業訓練(ハロートレーニング)
少し回復してきた時におすすめなのが、ハロートレーニング(職業訓練)です。
受講料:無料〜格安
給付金:条件を満たせば月10万円程度
コース例:簿記・パソコン・医療事務・IT系など
私も実際に利用し、簿記3級とExcel2級を取得しました。最初は「今さら勉強なんて無理」と思っていましたが、毎日少しずつ通うことで生活リズムが整い「また社会とつながれるかも」と感じられるようになりました。
療養後のリハビリとしても、とても良い制度だと思います。
制度⑥ 自立支援医療制度
うつ病の人がまず最初に調べてほしい制度が、自立支援医療制度です。
内容:精神科・心療内科の通院費・薬代が1割負担になる
申請場所:市区町村の窓口
必要なもの:診断書(主治医に相談)
私も利用していますが、毎月の通院費、薬代の負担がかなり減りました。
うつ病は長期治療になることも多いので「お金が心配で通院をやめる」という状況を防ぐためにも大切な制度です。
制度⑦ 障害年金
「障害年金って身体障害の人だけじゃないの?」
そう思っている人は多いですが、うつ病でも受給できる可能性があります。
対象:日常生活や仕事に大きな支障がある場合
よく混同される制度:精神障害者保健福祉手帳
手帳:福祉サービスや割引を受ける制度
障害年金:生活を支えるための年金制度
→ 別々の制度なので手帳がなくても受給できるケースがある
申請はかなり複雑ですが、条件に当てはまる可能性がある人は一度年金事務所や社労士に相談してみることをおすすめします。
制度を使うおすすめの順番
うつ病で退職した後は「何を優先すればいいか分からない」となりやすいです。まずは生活を安定させる制度から順番に使っていくのがおすすめです。
退職
↓
傷病手当金
↓
失業手当の延長申請
↓
国民年金免除・国民健康保険の減額申請
↓
自立支援医療制度
↓
体調回復後に職業訓練
全部を一気にやろうとしなくて大丈夫です。1つずつ進めれば、ちゃんと生活は立て直していけます。
まとめ
うつ病で退職すると「働けないのにお金は減っていく」という不安が本当に大きいですよね。
でも、実際には使える制度がたくさんあります。
私自身も、傷病手当金や年金免除、自立支援医療などに助けられました。
特に傷病手当金は、早めに知っておくことで安心感がかなり変わります。
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