はじめに
コロナに感染してから、体が別人のようになりました。
熱は下がった。 でも、体が動かない。 頭に霧がかかったように、思考がまとまらない。 においも味も、しばらくは分からなくなりました。
看護師・保健師として働いてきた私でも、自分の体に何が起きているのか、どうすればいいのか、全く分かりませんでした。
せっかく定着できた職場での感染でした。 「またこんな状態か」という絶望の中、退職を決めました。
そこから約1年間、ほぼ寝て起きてだけの生活が続きました。
この記事では、その1年間で取り入れた4つのことと、今も続く症状との付き合い方を正直に書きます。
完全に治った話ではありません。 今も倦怠感が出る日があり、記憶力も以前より落ちています。 それでも日常を取り戻せたのは、この4つがあったからだと思っています。
症状と経過
感染直後〜1ヶ月
・全身の倦怠感
・ブレインフォグ(頭に霧がかかった感覚)
・味覚障害
・息切れ
1ヶ月後には味覚障害は回復しました。 でも全身の倦怠感とブレインフォグは残りました。
1ヶ月〜1年
ほぼ寝て起きての生活が続きました。 1人暮らしなので、食事・掃除・洗濯は自分でやるしかない。 体調が少し楽な時間を見計らって、できる範囲だけこなす毎日でした。
睡眠は昼夜関係なく眠り続けていました。 もともと不眠症を患っていましたが、コロナの時期は関係なく寝ていました。 生活リズムはバラバラでしたが、その時期はそれでよかったと思っています。
1年後〜現在
ブレインフォグと全身の倦怠感が収まり、日常生活ができるくらいには回復しました。
今でも倦怠感はときどき出ます。 季節の変わり目や台風などの低気圧が来た時、疲れが連続して積み重なった時に特に出やすいです。
記憶力も以前より落ちています。 ノートやメモ、アプリを活用してカバーしています。
今は週3日のバイトから始めて、社会復帰を目指しています。 体力をつけるために、少しずつ筋トレも日常に取り入れています。
回復に寄与した4つのこと
① 鼻うがい(約1年半継続)
一番効果を感じたのが、鼻うがいです。
食塩水を作り、毎朝できる時に鼻うがいを続けました。
最初の1ヶ月は変化がありませんでした。 2ヶ月ほど経つと、少しずつ倦怠感が和らいでいくのが分かりました。
「これが効いているのかも」と思い、約1年半続けました。
やり方
・食塩水(水500mlに対して食塩約4.5g)を作る
・鼻うがい専用の容器を使う
・毎朝、体調が許す時に行う
・無理な日はやらなくていい
鼻の粘膜に残ったウイルスや炎症物質を洗い流す効果があると言われています。 コロナ後遺症への効果はまだ研究段階ですが、私自身は続けてよかったと感じています。
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② プロテイン(1日2回継続)
うつ病の頃から続けていたのが、プロテインです。
どんなに疲れている日でも、カップラーメンしか食べられない日でも、プロテインだけは飲み続けました。
炭水化物だけになりがちな食事でも、たんぱく質・ビタミン・ミネラルなど様々な栄養素が入っているプロテインを飲むことで、最低限の栄養を確保していました。
選ぶポイント
・たんぱく質だけでなく
ビタミン・ミネラルも入っているもの
・飲みやすい味のもの
・1日2回続けられる価格帯のもの
疲れているとどうしても食事が偏ります。 そんな時でも栄養を確保できたことが、回復の土台になったと思っています。
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③ 鉄分・亜鉛のサプリメント
プロテインに加えて、鉄分と亜鉛のサプリを補充していました。
鉄分を補充した理由
鉄分は血液中の酸素を全身に運ぶ役割を担っています。 不足すると酸素を運ぶ力が落ちて、疲れやすさ・だるさ・息切れが出やすくなります。
コロナウイルスが鉄の代謝に影響を与えるという研究もあり、後遺症の倦怠感と鉄不足の関係が指摘されています。 食事が偏りがちな時期に補充しておいてよかったと感じています。
亜鉛を補充した理由
亜鉛は免疫機能の維持や細胞の修復に関わる栄養素です。 不足すると疲れが回復しにくくなり、味覚障害が起きやすくなります。
コロナ感染後に亜鉛が消費されやすいという報告もあり、味覚障害が続いていた時期に意識して補充していました。
サプリはあくまで補助です。 でも、食事が偏りがちな寝たきり生活の中で、不足しがちな栄養素を補う意味では続けてよかったと思っています。
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④ 動いては寝る・無理なら寝るの繰り返し
1人暮らしなので、食事・掃除・洗濯は自分でやるしかありませんでした。
でも「やらなければ」と無理をするのではなく、体調が少し楽な時間を見計らって、できる範囲だけこなすようにしていました。
私が実践していたパターン
・少し体が動く → 最低限の家事をこなす
・疲れを感じたら → すぐ横になる
・無理だと感じたら → 迷わず寝る
・回復したらまた動く → この繰り返し
完璧にこなそうとしないことが大切でした。 「今日は皿洗いだけできればいい」 「今日は洗濯機を回すだけでいい」 そのくらいのハードルで十分です。
動けない日に無理をすると、翌日以降に大きなダメージが来ます。 「動いては寝る」を繰り返すことで、少しずつ動ける時間が増えていきました。
今も続く症状との付き合い方
倦怠感が出やすい時期
・季節の変わり目
・台風などの低気圧が来た時
・疲れが連続して積み重なった時
こういう時期は「仕方ない」と受け入れて、無理をしないようにしています。
記憶力の低下への対処
・ノートやメモを積極的に使う
・スマホのアプリを活用する
・大切なことは必ず書き留める
記憶力が落ちたことを責めるのではなく、「メモすればいい」と割り切るようにしました。
社会復帰への道のり
今は週3日のバイトから始めています。 いきなりフルタイムではなく、体に合ったペースで少しずつ増やしていく予定です。
体力をつけるために、無理のない範囲で筋トレも始めました。 「完全に治ってから動く」ではなく、「動きながら回復する」というペースが自分には合っていると感じています。
最後に
コロナ後遺症は、まだ医学的に解明されていないことが多い症状です。
「気のせいだ」「怠けている」と思われることも、正直ありました。
でも、体が動かないのは本物の症状です。 あなたが感じているしんどさは、本物です。
焦らなくていいです。 「動いては寝る」を繰り返しながら、少しずつ前に進んでいきましょう。
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